南海の陰のエース、逝く
(野球・南海)南海の黄金期を支えた最後の30勝投手逝く
また一人偉大な選手が逝かれました。
自分の子供の頃には伝説になっており、伝記等を読み、「どんな投手やったんだろう。すごい球投げるんだろうな。」と憧れていました。
また子供の頃、野球教室で教えて頂いたことがあるのですが、優しく丁寧に教えて頂いた記憶があります。自分が野球をここまで好きになったのはこの人のおかげでしょうね。
謹んでご冥福を申し上げます
皆川睦雄
- 生年月日 1935年7月3日
- 球暦 米沢西高(現米沢興譲館高)→1954年南海入団。1971年現役引退。以降阪神、巨人、近鉄でコーチを務める。
- 背番号 22
- ポジション 投手
- 右投右打 入団当初オーバースローだったが、肩の故障で5年目からアンダースローに転向
- 通算成績 221勝139敗・奪三振1638・防御率2.42
- 獲得タイトル 最多勝1回・ベストナイン1回・最優秀防御率1回・最優秀勝率2回
故杉浦忠氏や野村克也氏とともに南海黄金期を支えた陰のエース。
持ち味は抜群の制球力とシンカー。
68年に31勝をあげる。これ以降日本球界では30勝投手は出ていない。
体質が弱く、大切に扱われたことと、人一倍の節制で現役18年と、この時代の投手にしては珍しく息の長い現役生活を送る。